
単独躯体の据付手順(950型~12,000型の場合)
【1】~【10】までの据付工程は、朝から始めて夕方までには終了します。
【1】アングル枠据付(水平確認)

【2】生モルタル打設

【3】基礎パーツ吊り降ろし

【4】基礎パーツ水平確認

【5】支柱組付け

【6】上部パーツ組付け

【7】上部パーツ据付完了

【8】消防据付検査

【9】仕上げ作業・要部モルタルにて保護

【10】据付・組立て完了

単独躯体の据付工程図解
【1】アングル枠据付・生モルタル打設 水平に設置されたアングル枠内に充分にやわらかいモルタルを打設する。 |
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【2】基礎パーツ吊降し(タンクを外す場合) クレーン車で吊りおろす。 |
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【3】基礎パーツ据付 基礎パーツを据付け、タンクを組付ける。 |
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【4】支柱組付け 支柱を立てる。 |
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【5】上部パーツ組付け | ![]() |
【6】据付・組立て完了 各部にモルタルをつめ据付完了。 |
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【7】埋め戻しを行なう(上部の砂つめ穴より、砂をつめる)
埋め戻しを行なう●埋め戻しには粘土や岩石の混った土は避け、川砂や山砂などのなじみやすい土砂を使用する。●埋め戻しは、土砂がコンクリートパーツの隅々に充分つまるように施工し、水じめを行なう。 上部の砂つめ穴より、砂をつめる●埋め戻しは、コンクリートパーツの周囲から充分つめながら行ないますが、それでもコンクリートパーツの中央部がつまりにくいため、周囲からの土砂つめ作業が終わってから、上部コンクリートの砂つめ穴より、砂をつめます。●砂つめ穴の数は機種により異なります。機種が大きくなるほど多くの穴があけられています。
砂を詰め終わった後の砂つめ穴は、完成前の最後の仕上げの時にモルタルを打設し、上部スラブ天端と同じに仕上げて下さい。
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【埋め戻し行程】 ●埋め戻しは据付完了後の翌日に行なう。 ●オイル管の延長工事は、埋め戻し後に行なう。 ![]() |
分割躯体の据付手順(13,000型~20,000型の場合)
1.据付用案内枠の組付け
据付用案内枠の吊り降ろし

据付用案内枠の組付け

案内枠の内側にモルタルを打設

2.基礎パーツ据付


3.タンク据付


4.消防据付検査

5.支柱組付け


6.上部パーツ組付け



7.据付完了

分割躯体の据付工程図解
1.前日までに捨てコン打設 | ![]() |
2.据付用案内枠の組付け 案内枠の内側にモルタルを打設する |
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3.基礎パーツ据付(1) | ![]() |
4.基礎パーツ据付(2) | ![]() |
5.タンク据付 タンクを据付、固定バンドを締め付ける |
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6.支柱組付け | ![]() |
7.上部パーツ組付け | ![]() |
8.据付完了 | ![]() |
分割躯体について
13,000型以上の機種は、躯体寸法が大きく、輸送に困難なため、2分割の躯体構造となっています。2ッの躯体が据付け後は完全に一体となるよう、鉄筋コンクリート製の据付用案内枠を用い、その案内枠にならって前後、左右、平行、水平が据付時に容易に位置決めできるよう工夫された、独特の工法です。
躯体吊り降ろし時、躯体と案内枠との接点(ポイント)にて完全に位置決めできます。案内枠は、躯体据付後、そのまま埋めころしされます。
上部スラブの中央部分は梁形を構成し、それぞれ単独に4本の支柱に支えられていますから、組立て後は合計8本の支柱にて支持されることになります。上部スラブ相互の連結は連結用のアンカーボルトが躯体製作の段階で埋め込まれており、それにステンレス製連結板をステンレスボルトにて躯体の左右を連結します。